サンディカリズム

サンディカリズムとは一切の議会主義的な政治活動を排除し、労働組合いを中心としてボイコット、サボタージュ、ストライキなどの直接的な手段によって、現存国家権力を打倒し、社会主義を実現しようとする無政府主義的社会主義思想です。１９世紀末に、フェルナン・ペルティエなどによって始められ、ジョルジュ・ソレルらにより理論化されました。特にフランスとスペインにおいて大きな影響力を持ちました。ロシア革命後のソビエト・ロシアにおいても、いわゆる労働者反対派などはサンディカリズムの影響をうけたと言われます。
レーニンは１９２１年３月の第１０回党大会において、無政府サンディカリズム的偏向を排撃する決議を通過させました。