バード・ゴーデスベルグ綱領

バート・ゴーデスベルグ綱領とはドイツ社会民主党が1959年11月、バート・ゴーデスペルク大会で採択した新綱領で、マルクス主義から完全に決別して、民主的社会主義の立場を明確に打ち出したところに特徴があります。ドイツ社会民主党のエルフルト網領はカウツキーによって起草され、マルクス主義に基づいていました。第一次大戦後採択されたゲルリッツ網領及びハイデルベルク網領はペルンシュタインの修正主義色を強めていましたが、やはりマルクス主義の立場に立っていました。しかしドイツ社民党が1933年にヒットラーりナチ党に敗れたのはマルクス主義の階級闘争理論に負うところが大きいという反省が行われ、第二次大戦後再建されたドイツ社民党は1952年の行動網領においてマルクス主義からの脱皮を明らかにし、バート・ゴーデスペルク網領においてこれを確認しました。

社会主義とお金

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